NRI(野村総合研究所)によると、日本の富裕層はこんなにいます。
http://www.nri.co.jp/news/2008/081001_3.html
※昨今の金融危機でちょっと変わったとは思いますが、、、
つまり、、、3000万円以上の余剰資金をもっている世帯数が日本全体の2割います。その2割で全体の金融資産の7割以上を持っているようです。これ以上の詳細は出ていないので予想ですが、殆どが60歳以上なんだと思います。普通のサラリーマンでも退職金をもらうと一時的でも大金がはいりますので。普通の生活をしていれば、住宅ローンがあるうちに3000万円もの貯金はできるわけもありません。
1000兆円と言われる日本の借金を返すためには、歳入が減少した国は、歳出を減らすしか方法はありません。お金のない層から取っても仕方ないので、お金のある層からもらうしかない、というのが後期高齢者とか色々の施策の元にあったはずです。もちろん養護している訳ではないのですが、まずは、日本の現状を「知る」ことからはじめたいと思ったりします。
多分、現実を知る事で意見を変える方は多くいると思いますし、少なくとも現実を知る事で、意見が具体化し、矛盾しない考え方に少しでも近づけると思います。
給付金についても、みんな文句言いすぎで、機会損失が垂れ流しです。その間の人件費だって膨大で、もっとすべき議論があるはずなのに、それもどんどん遅れるだけです。野党もねじれのため、与党で可決されることが分かっていてもわざと否決して、時間とお金を無駄にしているだけに感じます。分かっていることをあえてして損失を出している事実、は「党利の追求」ともいえなくないかもしれません。。
テレビの素人コメンテーターは「そんなお金もらわなくていいから、もっと困っている人に的確に分配してほしい」なんていっていましたが、同じコメンテーターは「政治家に任せてると無駄金ばかりになる」と、そもそも矛盾したことを言ったりしています。理想論では「理想的な政治家が判断すれば」成り立つのですが、現実的には不可能・・・。理想論な上、その人も別にバランスとれた理想論を持っている感じではない上で議論しているので、それこそ現実を無視した無責任コメントだなぁ・・・と。
現状で「理想論」自体が見いだせない、誰も納得いく説明がない段階で、議論に膨大なコストをかけるよりは、少なくとも「間接コスト(人件費とか)」と「機会損失」だけは無くして欲しいと願う今日この頃です。
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日本の実体・・・
2009 年 1 月 8 日 木曜日今後の予想
2009 年 1 月 6 日 火曜日この時期になると、さまざまな今年の経済予想がでてきますが、いろんな人がテレビでいろいろ言っています。来年の今頃、今年見返す時のためにログとして残しておきます。
●日経平均の年末時点予想
森永卓郎氏:16000円
荻原博子氏:6000円
他にもこのレンジでいろいろありました。
テレビ番組的には幅があった方がディベートっぽくておもしろいので、それを意識して大げさに言ってるんでしょうけれども、まぁ誰かが当たります(苦笑)。当たったからといってこれだけいろんな人がいろんな事を言っているので、予言的中!という感じでも無いですし、必要以上にもてはやすのもどうかと思いますが、株式市場のように予測通り動かないもので、こうして数字を明確に出すのは、それはそれでいい度胸だな、と思います。
こういう不況の時って「楽観的」なことを言う人がもてはやされる(夢を持ちたいですよね)ので、人気取りのためにそれを意識してモリタクは言ってるんだろうと思いますが・・・。
そんな中で、予想するのもあれなんですが、今年というスパンではなく、今後「理論的」にどうなるかを考えてみました。日本経済は、日本単体で動く訳ではないので、外部環境が画期的に改善しなかった場合です。
2009年問題(派遣労働者の契約期間満了ラッシュ)や企業の設備投資額の減少で、経済生産力自体は確実に落ちます。
そして今後の景気や雇用の悪化、給与の低下の不透明さを懸念して、高額の買い物(不動産・自動車)はさらに買い控えられ、ブランド品などアパレル、外食、旅行産業も縮小するはずです。
反面、100円ショップが増えたり、激安競争などがはじまりすこし「デフレ化」が進むでしょう。
そして少しでも「貯蓄」にまわされるので、さらに消費が悪化するというマイナスなスパイラルがしばらく続かざるを得ません。
そういう意味では、個人としては今年は収入も減るけど、支出も減るので、経済収支的にはそんなに悪くならないので、失業さえしなければ、そんなに実感は無いかもしれません。
しかし、確実に、教科書通りの「スタグフレーション」の状況に突入しています。スタグフレーションとは「不況:スタグネーション」と「インフレーション」の合成語でオイルショックの時に世界に広がりました。
国からしても大変なことです。ただでさえ借金まみれ(1000兆円ある)なのに、この景気低迷で最大の収入源「税収」が壊滅です。企業からの大切な税収がトヨタ1社で数千億減るし、収入が減った給与からは所得税も減ります。
その上、支出は社会保障費などを中心に増え続けます。政治は内紛と理想論ばかりでいつまでも空回りが続き、無駄金が増え続けます。。。景気対策っていって赤字国債(≒借金)を発行するということは、将来の「増税」を意味します。単なる「先送り」でしかないですが、みんな責任とりたく無いので、自分の任期以降のことなんて考えません。つまり、利息も返せない多重債務者状態な訳です。
放っておくとどうなるか、、、破綻はどうやらしないみたいですが、大変なことにはなりそうです。
ハイパーインフレというのが起こり、貨幣価値がどんどん低下してしまいます。つまり、1億円持っていた人が、100万円の価値しかなくなってしまったりします。
これらから考えると、2009年はデフレかと思いきや「スタグフレーション」を肌で感じはじめる年になりそうです。
今まで以上に「知識・知恵」の価値が高まり、「知っている」ことが人生の価値を高める意味でも大きな意味を持つのを実感してくると思います。
もちろん、悪いことばかりではなく、前にも書いたのですが「人と人のつながり」がより身のあるものになり、家族の絆が深くなり、「お金」じゃないモノに価値観がシフトしていくことにもなるので、長い目で見てあたたかい国になるのかもしれません。
平家物語の一文が、普遍的に続き、繰り返される人間世界を表しているんだと、あらためて実感しそうです。
あけしく
2009 年 1 月 4 日 日曜日アケ(ましておめでとう、ことしもよろ)シク。という短縮系を使ってみましたが、反応はイマイチな年明けとなりました(苦笑)。でも初コンビニで、結構買い物したのですが、税込みでちょうど5000円だったのは幸先いい出だしと確信しました(笑)。
頂いたケータイの新年メールを、ここ数年分見返してみました。ケータイの進化とともに、年々一段と進化してきているのを肌で感じます。表現方法の選択肢が広がったので、個性がより表れてきましたし、確実にグレードアップしてきています。ケータイ事業をやっている会社として、頑張らないとと思ったお正月でした。
エアも1月1日から5期目を迎えることができました。昨年も増収増益で終えられたので、今期も流れをとめずに頑張ります。
大リストラ時代を賢く生き抜く「退職辞典」つくりました
2008 年 12 月 27 日 土曜日年内に間に合いました。「退職辞典」
http://japan.internet.com/allnet/20081226/6.html
退職にまつわる様々な情報をまとめました。制度を知る事で、思う程「退職」は怖くないし、労働者はさまざまな面で大きな権利を持っています。それをきちんと認識することで、後悔しない選択をできるようになります。知っていると知らないの差が大きいこのご時世。ぜひ「知っている」側にきてください~
内容は、弁護士・会計士・社労士の幅広いアドバイスをもとにつくっていますので、信用できないネットの無料情報と比べると画期的にいいと思います(笑)。さらにこれから豊富な実例をもとに、どんどんアップデートしていきます。ご質問・ご要望などくださいませ
やっぱり雇用の問題
2008 年 12 月 15 日 月曜日最近テレビで雇用の問題が取り上げられない日がないくらいですが、「派遣切り自体が問題だ!」という人もいれば「派遣切りせざるを得ない状況にある企業が大変だ!」とか色々激論のようなシーンがあります。
先の「雇用の問題」の時にもあげたように、元をたどっていけば外部環境の変化の方が大きく、企業単体でどうにかなるものではなかったりするため、一概に何が悪い、と特定できるものでは無いように思います。なので、議論で相手を責めるだけの理論が実は乏しかったりする事が多く感じます。
しかも、、、それぞれの関係は、、、
労働者⇔企業⇔日本経済⇔世界経済
という感じで、右に行くほどどんどん抽象化していくので、話が大きくなるので、個人でどうこうできる問題では無くなり、そして議論の際に発言の責任をうやむやにしやすい構造にあります。(なので右側の議論をすればするほど無責任なコメンテーターって思ったりします)
ただ、誰かが止めなければ、何も解決しないので、労働者自体のすべき事(前回の通り)に次いで、最も労働者側に近い「企業」がすべき問題は多々あると思います。
見方を企業側に寄せると、これだけ雇用を創出できたのは「派遣:非正規雇用」だからであるのは確かです。そして単なるアルバイトと比べ、派遣会社分が割り増しされているのは事実です。その割増分は、今回のような企業側経営状況に応じて柔軟に対応するための保険料の一面もあります。
なので、ニュースで取り上げられているような「急な」対応は「人道的」に問題はあるものの、コンプライアンス(法令遵守)上では正当な権利として認められる事が多かったりするのです。。。
企業側はコンプライアンスを遵守重視しさえすれば法的なリスクは避けられるために今日のような対応をしているのだと思いますが、人道面の意識を持つべきだと思います。「コンプライアンス」が叫ばれる昨今の社会の弊害ではないでしょうか。
企業が抱える「正社員」の給与は、高度成長期の基本構造(年功序列・高年齢ほど高い給与体系)からだんだん変わってきたものの、まだまだ過去の体系が残っています。企業にとって、あまり生産性の高く無い社員に高額な給与を支払うために、全体の給与体系が圧迫されているのが事実です。
このような高給社員の給与を少し下げれば、雇用に関する原資が若干でも生まれ、今回のような急な対応を少しでも緩和する可能性はあります。また、この空前の派遣ブームで世の中の「派遣業者」が儲けすぎていた面もクローズアップする必要はありそうです。
これらは企業側が自社の構造を見直し、外部派遣企業との関係を見直す事で、改善する余地はかならずあるはずだと思います。
今回の問題の本質は「期間内での終了が、急だった」ということろにあると思いますので、期間満了までの期間(あるいは3ヶ月以上の猶予をもたせるなど)を確保すべきだった「企業側」の努力で解決できる問題であったのではないか、、、と思います。
※これとは別に「2009年問題」と言われる、契約期間満了期間労働者が大量にでてくる2009年の雇用の問題は、また別次元で、しかも深く日本経済の今後にもかかわる問題になっていくと思います。
今日の写真は、現在編纂中の「日本全国おみやげ辞典」の鹿児島でベスト3に選出した「ふくれ菓子」です。まるはち様より実物をお送り頂きました!鹿児島に古くから伝わるこのお菓子は、食べたことありそうで、初めての味。結構大きいんですが、美味しいです。あっという間に無くなりました。以前島田紳助がテレビで「うまい!」といって食べていたプリンよりは全然オイシイですよ。モノは違いますが・・・。→http://haruhachi-fukure.com
超便利なツールです
2008 年 12 月 11 日 木曜日昨日のリリースですが、「名前漢字伝達コード」のツールをつくりました。
自分の名前や住所を、電話などで伝える際に、知的でエレガントに表現するツールなのです。
伝える相手によって表現を変えたり、時事に合わせて表現したり、幅広い知性が求められるこの作業を、ナイスな提案をしてくれるのです。
結構自分の名前の漢字を伝える時に、その時の思いつきの範囲でしか考えられなくて、しょぼい伝え方をしてしまったことがあると思います。そういうのがエレガントにできるようになるなんて、ステキじゃないですか。
http://jlogos.com/name/
ところで、東京タワーが50周年とかでライトアップしてるんですが、ダサイです。途中の電飾はいいんですが、てっぺんだけ普通のまま。遠くから見るとかなり浮いてます。せっかくなら全部やればいいのになぁ。※ちなみに下の方はちゃんと全部つきますよ
雇用の問題
2008 年 12 月 9 日 火曜日最近ニュースで雇用関係問題がない日がないくらい社会問題化していますが、構造に目を向けると、今何をすべきかは見えてくるように思います。
もちろん、派遣の方など当事者の方々にとっては切実な問題であるのは確かなので、軽はずみな事は言えないのですが、まずは知る事から全てが始まると思いますので、自分へのリマインドも含めて考えてみました。
被雇用者が解雇不当などを企業に訴えている問題ですが、企業側の視点でいくと「雇用調整をしないと倒産する」可能性があるくらいな経営状態な訳です。実際破綻する企業がこれから続出する事になるのは時代の流れなので止めることはできないです。日本企業の経営状況は、アメリカのサブプライムローンに端を発した金融危機のあおりもあり、アメリカの「写真相場」の日本市場は、単体で回復の道をたどることは厳しいです。特にグローバル企業の場合は特に顕著に現れます。さらに、アメリカの金融危機も、「サブプライムローン」単体の問題ではなく、派生した金融工学全体の問題で、その裏側にはまた大きな時代の流れがあります。
企業の経営不安→所得減&雇用不安→消費低迷&貯蓄→企業収益の悪化→企業の経営不安・・・・のスパイラルから1年は抜けられないでしょう。。。さらに「2009年問題」と拍車がかかるのは避けられないように思います。
経済理論でよく言われる「波・循環」というものを知るのもひとつです。5-60年周期のコンドラチェフ循環、15-25年周期のクズネッツ循環、9-10年周期のジュグラー循環、40ヶ月周期のキチン循環などなど、いろんな統計で確立された先達の知恵ですね。
つまりは、企業や日本が単体で自然回復することは難しい前提で考えないと本質的な解決から遠のくばかりと思います。さらに突然災難が降りかかってきた時に対応できないので、事前に準備をしておけば、ショックを少しでも和らげることができるはずです。事故と違って、構造的な問題の場合は、事前に必ず兆候が現れるはずなので、それを見つけるようにアンテナを張り巡らしておくのが最大のリスクヘッジと思います。この荒波を乗り越えるには3つ重要なポイントがあると思います。
●状況を認識する
・どうすれば回避できるか
・回避できなかった場合、どう対処すれば被害を最小にできるか
の両方を事前に研究しておく必要があります。企業のリストラの場合は、退職交渉次第で条件は変わりますし、退職後も雇用保険や未払い賃金の補填制度などなど、様々な対策もあります。
●自分の能力を少しでも高める
外部環境はコントロールできないので、資格を取ったり、勉強して、何か人より自信がもてるスキルを身につけるしかないです。が、逆に言えば、勉強して知識を高めれば、確実に新しい発見があるはずです。
いずれにしても、人より努力する必要はありそうです。人より長く働く。人より少ししか寝ない。人より余計に我慢する・・・などなど。人に勝たなければ生きていけないこの社会では、しかたないとあきらめて、発想を転換して、知る楽しみをjlogosで知ってください(笑)。
●価値観・考え方
「お金や、形」じゃないものに価値観をシフトして、満足できるようにがんばってみるのは一つです。経験や知識に価値を感じるために、自分の行動によって満足できればいいですね。お金やブランド品は所詮外部の一固体にすぎなくていつかは古くなったりなくなったりしますが、知識や経験は、自分の中に永遠に残るものなので、まさに財産です。
今の社会環境を逆に人生のチャンスと捉え、一歩一歩進んでいきたいと思います。
※逆にこういう時期は人生のうちで貴重な期間に後で思うはずです。中々まわりが調子良いときには余計できないことですし。
調子に乗りました
2008 年 12 月 8 日 月曜日椎茸大好評につき、エリンギとしめじも栽培開始です。
麻布十番のIT農家になりそうな勢いです。エアに来ると常にきのこの香りが漂っているというのも乙かと思いますので、ぜひ打ち合わせに来てください。
近々しいたけ辞典も作りそうな勢いです。
美味すぎて感動
2008 年 12 月 5 日 金曜日先日育て始めたシイタケですが、ヒルズを見ながらこんなに成長しました。
さっそく、ベランダで炭火焼きしました。
シイタケを摘んですぐに焼いて、しょうゆをたらして食べる。これだけ。
それが、感動的なうまさです。焼いてる時からイイ香りが周りにたちこめ、ただならぬ雰囲気を醸し出していましたが、口に入れるとまた感動。
元シイタケ頭の社員は感動してビールも飲んでました。仕事してくれよ・・・
今後の長期予想(日本国ピンチ!)
2008 年 12 月 4 日 木曜日サブプライムの破綻に始まった世界不況ですが、これからの日本にどういう影響がでて、どうなっていくかを予想してみました。色んな角度から考えても日本はピンチに陥るのは避けられなそうです。
マクロ的には、、、、国の税収減 → 支出・無駄増 → 借金返済できない → 破綻・・・
どこかで意識改革をしなければ、本当に破綻します。国の破綻を経験したこと無いのでどうなってしまうのか分からないのですが、大変な事になるんでしょう。ただ自然(人間的な生活)に戻っていくようにも思います。ナチュラル指向が強まり、家族愛が強まって、意外にいいのかもしれません。ただ現在の価値観は根本的に変わっていくでしょう。
まず「国の税収減」ですが、トヨタ自動車が今年利益を1兆円くらい下方修正しました。ということは、その規模に応じた税収(法人税)が減るのです。たった1社だけでです。2兆円の給付金でこれだけ騒いでいるのがアホらしいです。全業種で収益悪化だと思うので、この税収減は計り知れないです。企業収益が悪化すると給与も抑えられ、消費も低迷し、消費税収も減ります。
与党と野党がまたつぶし合って、議員の無駄給与が消えていきます。支出も社会保障とか減らないどころか、高齢者の増加により増える一方。
つまり、借金大国の日本が、借金返済のメドがつかないまま、借金が増えて、利息が増えて、もう利息も返せない状況になってしまうのではと思います。ニートな若者が増えている中で、そんな大借金を返せるメドなんてどこにあるんだ、、、
と考えれば考えるほど暗くなってくるのですが、モノよりヒトに興味の対象が移ってきて、良い意味でお金じゃないものに価値観全体がシフトしていくのかもしれません。安くてイイ物(つまり知恵を絞るようになる)が作られ、価値観が外部から内部、つまり自分自身の成長を意識して、知識を得るために勉強家が増えるようにも思います。
かつてギリシア七賢人のひとりビアスが言った言葉「Omnia Mecum Porto Mea(知恵こそ最大の財産)」。まさに今、知識の時代が来るように思います。