‘それ以外’ カテゴリーのアーカイブ

manifesto

2009 年 8 月 3 日 月曜日

色んな政党から色んなmanifestoがでてきた。例によって良いことしか書いていない。たとえそれを実際に達成したとしても、manifestoに書いていない悪いことをするんだろうな。manifesto違反にはならないし。

全部の党がそれぞれのやり方で日本を良くしようと考えたのだと思うのだけど、今の状況だと比較ができない。そもそも「比較」とは、同じ条件、同じ枠組みが前提なはず。
全ての党に共通したフォーマットを作って(たとえば、消費税、年金、保険制度、国際外交、道路・・・・など)、全てについて定性的な目標と、時期と、定量的な金額などを埋めさせるとかすればちゃんと比較ができると思う。そして各党最も力を入れるベスト3項目とかをあげてアピールすれば色がでると思うなぁ。
(都合の)良いことしか書いていないものは、何も書いていないのと同じなくらい意味がないことのように思ってしまうので、これでは選べないんじゃないかな。

また同じような選挙になりそうです。

マイコージャクスン

2009 年 6 月 26 日 金曜日

あさ胸騒ぎがして目が覚めてテレビをつけるとマイコーが。。。ご愁傷様です。
生まれて初めてみたミュージックビデオがマイコーでした。父親が海外で買ってきてくれたVHSでした。余りにも有名なスリラー。
ちょうど物心がつきはじめた頃で、不良になるきっかけを与えてくれたすばらしいヴィデオでした。
そのおかげで、物事をいろいろな角度からみる大切さを教わったような気がします。

できるだけネイティブ発音に近づけるため、敬意を表して「マイコージャクスン」と書くことにしました。

今日は社員みんなで黙祷しました。

※ちなみにフジテレビが早速特番、やってますね。さすがテレビ素早い!というところもありますが、ちょっと準備していたんでしょうね・・・。よく危ない噂がでると追悼番組を準備します。今回は急とはいえ、何かしらの筋からの情報があったのかもしれませんね。

CGMの功罪

2009 年 6 月 9 日 火曜日

ConsumerGeneratedMedia(ユーザーがコンテンツを追加・更新していけるサイト)がたくさんでてきています。
僕自身も活用し、満足を得ることもあるのも事実なのですが、これによって失われていく大切なモノがあるということを忘れてはいけません。
ある意味「本当に大切なもの」は失われてしまい、統計学上の平均のものが増殖してしまう仕組みだとさえ思います。

ウチの本業にかかわるウィキペディアの話は別途機会があるときにするとして、一消費者として意識しておきたいのは「食べ物屋さん」の例です。
僕も実際参考にして何度もお店にいきました。好みもありますがゲキマズなケースは確かに無いのですが、感動的な味にはそこでは出会えていません。
「満足度」というものは、「期待値×味×雰囲気×体調×一緒に食べる相手との関係」(重み付けは必要ですが)によって決まると思うので、店主の態度が激悪だとしたらその店の評価は下がってしまいます。

お店側の立場で考えてみると、お客に迎合しないと高評価にはならない構造ともいえます。
いつも来てくれているお客に手厚くして、一見でひやかしで帰っていく人たちには手薄くなってしまうのは人情として正しいと思うのですが、高評価のためには自分よりもはるかに年が下の人に対しても、頭を下げないといけません。
「商売」とはいえ、一人間として、目上(年上)の人には敬意をはらうのが、日本文化の一つの特徴のようにも思いますし、僕自身もいつもそう感じています(ITの世界の常識とは少し違うのですが・苦笑、それで少し損をしているのですが;)。
最近指摘して頂いたことで、「自分より目上の人が作ったものを食べたときは、うまい!ではなく、おいしい、というんだよ」は、まさにその通りだと思います。
お金を払ったお客だからといって偉いわけではありません。食べさせてもらっている、という気持ちが無いと、それこそ人間関係という重要な要素を構築することができません。
人の顔が見えて、マニュアルではなく心からのサービスを受けられるお店、次世代に残って欲しい大切なモノだと考えます。
これは昔から代々夫婦でやっているようなお店や、真面目な店主がひたむきに日々努力しているお店に多いように思います。そういうところに温かみと本当の満足があるように僕は思うのです。

大手チェーンなどは、コンサルティングを導入したりして、顧客満足度を高めるための「マニュアル」を作ります。これによって「平均点」が確かにあがります。効率も良くなります。値段も比較的安くなります。
しかしそれは「利益」を上げるための手段になってしまうケースもあり、このマニュアルが空回りしていることも多々あります。
たとえば「行列をつくる」戦略。店内に空席があるのに客を通さず、外に並ばせるという手法です。人は並んでいるところにひかれる習性を利用されたテクニックのひとつです。まぁ行列まではOKとしても、あるお店は雨の日でもこれをやっていました。外では寒い中小さな傘に2人で入ってじっと待っているのが並んでいるような風景でした。しかしやっと入れたお店の中は1/3くらい空いてるんですよ。少しやんわりクレームを言うと「片づけ中のお席でして」とマニュアル回答。これはまだマニュアルが完璧ではなかったという事な訳ですが(苦笑)。

CGMの大きな欠点とし、匿名であるということと、情報操作できてしまうということがあります。自分の店をお客のふりをして高評価したり、ライバル店を酷評したり、ということが実際に多くあるようです。しかし、その真偽を確かめることは究極的にできません。
ラーメン屋でゴキブリを勝手に持っていって「ゴキブリが入ってたぞ」といって食事代をタダにしているシーンがおなじみのマンガの一場面のようなことが「匿名」で行われているのです。2chを見ればわかるように、実際にお店ではクレームを言えない人が厳しいクレームを言ったりします。ある意味「学校裏サイト」のような社会問題とも通じる卑怯さ、があるとも言えます。

もうひとつ、人間の特性として本当に自分が好きなお店は、軽はずみに人に教えたくないですよね。自分が行けなくなったらいやですから。「本当に大切なものは誰にも教えたくは無い」とチャゲアスも歌っていましたね(笑)

コンサルの人に教えてもらったコトバなのですが「ラウドマイノリティ」と「サイレントマジョリティ」の存在です。言葉通りなのですが、要は前者はクレーマーです。人はプラスのことへの評価より、マイナスに対しての怒り評価のほうがより強い動機付けになるのは確かだと思います。
そういった意味で現在世の中に普及しているCGMのサイトはこの「ラウドマイノリティ」の評価を多く含み、本当のマジョリティ評価とは確実にずれているのではないか、と思います。その偏った情報をもとに点数化され、序列化された店側はそれに従わざるを得ない構造を作ってしまっています。

これらのCGMサービスによって、長年代々夫婦でやってきたようなお店や、無愛想だけど味にひたむきなお店や、真面目だけど話しべたなお店が、営業を続けるのが苦しくなってきているようです。実際あるCGMでの悪い評価のためにお客が減って、閉めなければならなくなった、という話を聞きました。

・・・・・「正しい評価」でこうなってしまうのなら、それはそれで仕方ないのかもしれないですが、「偏った評価」によってこれらが起きているとしたら、それは由々しき事態という認識を常に持ちたいものです。

今回はCGMの「罪」の部分を書きましたが、サイトを見ると「功」のことしか書いてないので(当然ですよね・苦笑)、本質を判断する際の材料になれば、と思いました。

ETC割引の大きな違い!とうどん

2009 年 4 月 15 日 水曜日

週末、岡山の倉敷に帰省してきました。クルマで帰った訳ですが、ここでETC休日割引とかを試してみることにしました。
帰りは”金曜日23時発”東名→名神→中国道→山陽道→瀬戸中央道”土曜日5時着”で、合計2600円(大都市近郊を挟んでるので、予想通り。5月からは1600円ですね)でした。
これはETCゲートが東名入口と、瀬戸中央道出口の2回しか通らないために、通算されて割引対象になりました。
しかし!
戻りは岡山発”朝4時前発”(通常深夜割引50%オフ)で出てみたのですが、途中の経路を名神→新名神に変更してしまったために、距離は10kmくらい短くなったのですが、なんと途中でETCゲートをくぐることになってしまい、通算割引が無くなってしまいました。名古屋からは正規料金で結局通算1万円以上。
帰りと同じルートだったとしたら、4時までにETC入口通過なら全部で7000円ですんだはず。日曜の24時前に出ていれば2600円でした。
ほんのちょっとの違いでこんなにも差がでるのです。まさに「情報」があるかないかの差がこんなにも出るんですね。

とETCはそんな感じですが、岡山のすぐ近くに讃岐うどんがたくさんあります。何軒か人気店をはしごして食べました。一番並んだのは村上春樹も絶賛のあの名店。11時から2時間半待ちでした。言葉では言い表せない卓越した味なので、店名は伏せておきます。ちなみに↓は食べログでは高評価の「長田」のうどん(6玉:1000円)です。食べログの評価はあんまり参考にならないなぁと感じた日でした(もちろん普通レベルよりは全然おいしいですが、人気先行で絶対数が多いために高評価になってるんだろうなぁ)。

食べログ高評価「長田」のうどん

食べログ高評価「長田」のうどん

また、両親や兄夫婦と甥たちと過ごして、家族の「絆」の大切さを色んな意味で深く再認識した週末でした。

これからの時代これをみておいた方がいいと思う

2009 年 4 月 9 日 木曜日

オーストラリアのクイーンズランドのグレートバリアリーフのリゾートで、半年間管理人をすると1000万円くらいもらえる、という記事がいろんなところで見られますが、いま最終選考に残っているこの16人の「売り込みビデオ」がとてもイイです。1分間で自分を売り込むために自己紹介と志望動機を表現しているのですが、熱意がこもってるだけにクォリティが高いですね。
この不況なご時世、いかに自分力を高めても、それを知ってもらうプレゼンス力がなければ相手に理解してもらえないので、とってもいい参考になりました。

ちなみにこの管理人の仕事、採用されたら「世界一美味しい仕事」とか言われているのですが、主催者うまいことやったなーとただ感心です。というのも、報酬は半年で15万Aドル(今の為替レートで1000万円ちょっと)、あとは旅費や滞在費などを負担するだけ(といっても合計2,3千万円くらいはかかると思いますが)で、こんなに世界中にプロモーションできているのだから、それこそ「世界一美味しいプロモーション効果」ですね。世界各国の報道効果だけで、優に数十億円分の成果はあったのではないでしょうか。いいなぁ。

これこそが、応募者と主催者のwin-winの関係の究極なカタチだと思いました。

ちなみに↑の16人の最終選考に残った1人に日本人がいらっしゃいました。

高速道路のご利用は計画的に

2009 年 3 月 29 日 日曜日

高速道路料金が安くなりました。まずは国土交通省の発表資料を参考に、時期を確認した方がいいです。
嬉しいような気がしますが、以下のようなデメリットもありますので、本当に必要なドライブかを計画しないと損することもあります。
・そんなに思ったほど安くないケースもある。※「青森→鹿児島」が4万円→2500円となるが、実際そんなヒトいるのか?だし、深夜割引だと元々半額だったし。
・ガソリン使っちゃうので、その分はお金がかかる。渋滞すると燃費も悪くなる。
・外でご飯を食べることになるので、その分お金がかかる。
・オイルも汚れるし、タイヤも溝が減るし、車の価値や耐用年数も減るし、事故のリスクもある。
・排気ガスで地球環境には良くない。
・渋滞するとストレスがたまり体に良くない。
・政治家の大きな利権「道路(資産としてや工事とか)」の需要が高まることでさらに利権が強まる。
・安くなった分は高速道路会社が負担するのではなく、税金からドカッと大金が流れるので、結局国民が払っていたりする。車に乗らない人は払い損。
・本当に道路を利用しなければいけない人たちに悪影響がでる。

と考えるとたくさん出てきます。これらのデメリットを超えてメリットがあると思ったら、キーをひねって(最近はひねらなくてもいい車もありますが)出発しましょう。

バーチャルどこでもドア

2009 年 3 月 27 日 金曜日

新規事業用に、大画面液晶テレビを導入しました。新規事業についてはあらためて具体的に紹介しますが、タイトルの通り「どこでもドア」が実現する日は近そうです。

目で見えるところ全てに高精細映像を映し出すことができれば、その場にいる感が出せますので↓の映像のようにGoogleEarthで世界中に行けるのはある意味どこでもドアです。
そのうち180度映像を映し出し、歩いた距離に応じて景色も変わるようなことができたら、もうそこはそこです。
そんな事を開発しようとしています。
テレビの大きさは↓のとおり、左上にいる「まんごっち」を基準にすればどれだけ大きいかは一目瞭然ですね。

アクオス65インチ

アクオス65インチ

※ちなみに先日のアドセンス。売上66セントでした。うまい棒を6本買いましたので、オフィスに来て頂ければ先着順でもれなくプレゼントします(ただし1人1本までとさせて頂きます:味の指定はできません。商品が無くなり次第終了とさせて頂きます。あらかじめご了承下さいませ。)

情報格差とスフレ

2009 年 3 月 19 日 木曜日

「知っている」と「知らない」の差が大きい情報格差を感じることがありました。プラダフォンを機種変で購入しようとした場合、一般的には家電量販店の方が少し安そうですが(実際大体のケースで安い)、量販店だと9万円くらいだったものが、ドコモショップだと「プラダフォンキャンペーン中」らしく5万円になっていました。

32インチの液晶テレビが、(実際激安な事もある)激安風テレビショッピングで88,000円(信じられない安さだって)だったものがアマゾンで7万円だったりします。

どちらもケータイがあればすぐに分かる訳ですが、知らなくて買っている人はたくさんいるんだろうな。。。

収入を増やすより、支出を減らす方が、だいぶカンタンだと実感し日曜日でした。

情報格差といえば↓のようなスフレ専門店で食べるスフレがこんなに美味しいものか、というのを知らなかった格差を克服しました。

スフレ

スフレ

スフレ

テーブルにはスフレの食べ方が敷いてある

数字に注意

2009 年 3 月 9 日 月曜日

政党支持率やアンケートの結果とか、テレビなどで数字を目にする機会がよくあります。最近だと小沢代表の問題でいろんなメディアがいろんな数字を発表しています。

注意すべきなのはその「数字」。メディアを見比べるとなんとまぁ同じアンケートでも数字の違うことか・・・。統計学上では400サンプルもあれば誤差が数%以内なはずな上、無作為抽出であればほぼ同じ結果がでるはずなのに、かなり幅があります。数字が違う理由はいくつかあるのですが大体「抽出の方法・取得方法」や「質問の仕方」と「期間」あたりでブレているように思います。でも、結果は「18.9%」といったように小数点以下の数字に表されるので、とても正確なような気がします。

しかし実際はそんな感じなので、本当に世の中を代表した数字なのかどうかはかなりの眉唾です。政党支持率でも、両方悪化したと報じたメディアや逆転したと報じるメディアもあったりします。

数字で定量的に報道されると真実味は増しますが、その根拠がわからない場合は、参考情報程度にとらえて、いろんなメディアの数字を見比べてみることをオススメします。

不況なだけに広告には気を付けたい!

2009 年 2 月 20 日 金曜日

世の中は不況です。企業でまっさきに削られるのは「広告費」。これでテレビ・ラジオ・雑誌・・・・全部が想像以上に大変な状況です。
そして、さらに重要なのは、今流れている「広告」は、余計にパフォーマンス(効果)が求められるようになるために、誇大広告とかそういうのが増えそうなので、気を付けたいところです。

よくあるダイエットや化粧品の広告にはちょっとツッコミを入れたくなる事がよくあります。広告費もこういう「コンプレックス系」商品は非常に高価です。もちろんそれがインチキではないと願いたいです。ツッコミポイントとしていつも気になってしまうのは↓の2つです。

●ダイエット商品
・そもそも使用前使用後の写真の条件が違いすぎる。光の当たり方や姿勢とか。化粧してたり、笑顔だったりもします。
・おなかなんてちょっとへこませたら数cmくらいは全然かわりますし、そもそもその器具や食品が効いたかどうかも分かりません。でもこれを言い出すと究極的には確かめようが無いですので信じるしかありません。

悪質広告の中にも種類があって、完全な虚偽系だと、使用前と使用後の写真を逆に使ったり、随分昔の写真と比較したり、別人の写真を使ったりすることもあるようです。
事実だけどほぼ嘘系だと、10人くらいバイト(1ヶ月で10kgやせたら5万円あげる、みたいな)を雇って、実際やせた人の分だけを採用するとか。

●化粧品
・そもそも何もしなくても高齢でも肌のキレイな人がモデル。これを使ってキレイになったと言っているけども・・・。
・顔の半分に化粧をして比較するやつ。人間の顔はよく見ると左右非対称なので、人によって右左違う方に化粧をして比較することがよくあります。前テレビで「鳥居みゆき」の半分を化粧していましたが、もともと小顔な方にしてました。

これら、広告する側はもちろん「知った上で」やっています。効果を最大限伝えるためにおおげさにやるのです。発泡酒の宣伝とかタレントが「これマジ美味しい!」って飲んでるビールが、どう飲んでも美味しくないケースもたたあります。タレントだって本当に美味しいと思って無かったりしますし。まぁ演技ですから仕方ないですが。

これからの不況を乗り越えるには、広告の裏側にある「思惑」をきちんと理解した上で選択していかなければ、後悔することも増えそうです。