最近は雑学番組も多くて、いろんな事が説明されているのですが・・・・
けっこう「・・・と言われている」とか「・・・という説がある」レベルのものも多いんです。でも番組ではあたかもそれが正しいかのように伝えて、さいごにちょこっと(という説が有力)とか言ったり、小さくテロップで(※諸説あります)と出したりしています。
そもそもテレビが取り上げる時点では話題性のある説しか放送しないので、諸説あるうちの一番インパクトが強いものを出して来ているように思います。
やっぱり最初に聞いてしまうものを信じてしまうなぁ(自分が信じていたものもそうだった)と思うので、ちょっと一歩ひいてみる必要がありそうです。
自分が生まれる以前の事は、残された文献でしか知る事はできないので、その文献自体が正確に事実のみを記載されたものか、というところも本当は言及しないといけないんですが、そうなるとおもしろみが無くなってしまいますよね。
よく中国の「故事」とかから派生したものも多いのですが、言ってみれば「言い伝え」なので、最初にあった事実がそのまま残っているケースがどこまであるのだろう、、、と思ったりします。よくある伝言ゲームで最初と最後で全然違うことがあるように、いい意味で改良をしていく課程で、うまく説明するために後付けで意味を改良したケースが多いはずです。
たとえば「矛盾」とかも、中国の商人が「何でも突き通す矛」と「すべてを跳ね返す盾」を売っていて、その矛でその盾を突いたらどうなるかという事を指摘されたから矛盾というようになった、、、とかは、まぁ実際はそういう物語を作ったんだろう、、、、なんて夢の無いことを・・・。
そう考えると、語源って難しいし奥が深いと感じる今日この頃です。この会社で何かひとつでも「あっ」と驚くような事実を掘り起こせたらな・・・と思います。
ひとつ思うのは「コブとりじいさん」は、伝言ゲームの課程で、オリジナルは「小太りじいさん」という言葉から、おもしろく改良されたのではないかとにらんでいます。