メディアの価値の算出について自分の中でひとつの方程式があります。
それは
メディアの価値=「視野に占める媒体の面積割合」×接触時間×人数。つまり積分です。
昔テレビが絶大だった頃、多くの人がテレビにかじりついていたために視野に占めるテレビ画面の割合が大きく、接触時間も全メディアでダントツでした。次いで新聞・雑誌。これも新聞は指向性はそれほど高くはないけど紙面が大きい。雑誌は指向性が高いけど誌面が若干小さい。そのほかはいろんなものにあてはまります。
最近は、、、パソコンの場合は画面サイズは15インチ程度ですが距離が近くて接触時間も大きいですが、人数は若干限定されるので、まだのびしろがありますが、物理的な制約(場所)のため限界があります。
ケータイの場合は画面が小さいですが、凝縮された画面に集中して目に超近いので視野に占める割合はパソコンに匹敵すると思います。人数はほぼ日本国民に普及したのでテレビレベルになり、そして接触時間はこれからまだまだのびる余地があるメディアだと思うのです。
「日本の総広告費」はここ3年くらいGDP(国内総生産)の1.36%が続いています。歴史的にもそんなに増えたり減ったり大きな変動はありません。
ということはどこかが伸びればどこかが減る。自然の摂理なので、ケータイやPCが伸びるということは何かが確実に減る訳です。
テレビ局に入社当時(約10年前)、もっと早くテレビ広告売上が下がると思っていたのですが、下がるどころか若干あがったりしました。ずっと不思議だったのですが、実は方程式通り。接触時間×人数は若干減って、視聴も、ながら視聴が増えたのですが「テレビの大画面化」がのびしろとしてありました。ここ数年、さらに大画面テレビが安くなってきたので、テレビは想像ほど早く沈むメディアではないと思います。最後に残った新聞、これが一番あおりをうけてしまうメディアなのだと思います。
個人的にはメディアの「信頼度」という意味では(比較論ですが)
新聞 = NHK >> 民放 > ケータイ > PC
の順なので、新聞が弱くなると世の中の倫理が欠如してしまうリスクがあって危惧しているのですが、大きな流れには逆らえなそうです。
この方程式でいくと「JLogos」は信頼があって人数と接触時間ものびしろがまだまだある将来有望なモデルなのだと確信しています(笑)。
次は「有料情報」と「無料情報」について考えます。
※ところでプラダケータイは引き続き最高です。持てば持つ程味がでる。慣れれば慣れるほど使いやすい。そしておしゃれなスタイラスでNintendoDSもバッチリ。こんなにケータイを持ってわくわくすることはなかったですね。。てくらいGoodです。
↓やっと5本の指にはいりました。次はナマケモノの指の数をめざします。
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